福岡県・佐賀県で、増築・増改築・リフォーム・リノベーション・防音工事。

久留米で30年
リフォーム職人@久留米
メールでのお問い合わせメールでのお問い合わせ
晃榮住宅株式会社 久留米で創業30年
リフォーム職人
お問い合わせお問い合わせ
自然素材リフォーム

珪藻土の機能-実験結果-


珪藻土塗り

珪藻土には湿度を一定に保つ調湿の機能などがあり、部屋の空気を快適にする効果があります。
それは、科学的にも証明されているものです。
ここでは、フジワラ化学㈱が製造している珪藻土仕上げ材シルタッチの性能実験の結果をご紹介します。

調湿性

珪藻土は、小さな穴を無数に持っています。その穴が湿気を吸収・放出します。この吸収・放出の性能は、石膏プラスターボードの2~3倍程度です。
珪藻土そのものの熱伝導率は0.1kcal/mh℃とモルタルの約10倍の断熱・保湿性を持っています。

吸放湿性試験

横軸が時間で、縦軸が吸収放出量です。緑色の領域が湿度の高い状態(湿度90±5%)に珪藻土を入れた場合。オレンジ色の領域が乾燥状態(湿度45±5%)に入れた状態です。

湿度の高い状態にすると、珪藻土が水分を吸収。乾燥状態では水分を放出しています。

吸湿、放湿実験




脱臭性

珪藻土が持っている小さな無数の穴は、悪臭物質の吸着や、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドの吸着・分解効果があります。

珪藻土の脱臭性能実験

ホルムアルデヒド、アンモニアを珪藻土が吸着していることが分かります。
ホルムアルデヒド

○ 試験方法:

試料(3cm×3cm)を、1L(リットル)容器に入れ、約4ppm濃度のガスを注入し、残存ガス濃度を経時的に測定した。

アンモニア

○ 試験方法:
試料(10cm×10cm)を、1.8L(リットル)容器に入れ、約90ppm濃度のガスを注入し、残存ガス濃度を経時的に測定した。





吸着したホルムアルデヒドは、分解され再放出しません。
ホルムアルデヒド再加熱

○ 試験方法:
高濃度(約43ppm)のホルムアルデヒドガスを室温で48時間吸着させた試験板を40℃の高温状態で3時間放置してもホルムアルデヒドの再放散はほとどんどありません。




実物大でのホルムアルデヒド除去実験

実際の6帖程度の部屋の壁に珪藻土を塗った場合、どの程度のホルムアルデヒド除去効果があるのかを調べた結果です。

珪藻土(シルタッチSR)と一般壁紙とで比較しています。

実験装置

実験装置

○ 試験方法:
シルタッチSRを塗った石膏ボード板を6畳間と同程度の容積の試験室に設置し、高濃度のホルムアルデヒドを注入し、室内設置の換気扇にて拡散させる。室内ホルムアルデヒド濃度を経時的に測定し、一般壁紙を設置した場合と比較した。
○ 試験材面積:約10

実験結果

一般の壁紙と比べて、ホルムアルデヒドの除去効果が非常に高い事が分かります。
実験結果

シルタッチSRを塗った石膏ボードを設置した試験室のホルムアルデヒド濃度は短時間で減少し、測定限界以下になりました。



(フジワラ化学㈱珪藻土仕上げ材 性能実験結果より)