福岡県久留米市 マンション リノベーション(介護仕様へ) 施工事例
建物
築25年、中古マンション
改修テーマ
- トイレ、浴室、洗面所の間取り変更(介護用車いすが使えるスペースを確保)
- 上記水まわりスペース確保のための、壁の位置移動
- 玄関廊下の改修(車いすの使用に耐えれるようにした)
- 全居室・洋室の壁の珪藻土塗り、床の張り替え
リフォームのきっかけは?
「車いすでの介護を必要とするお母様とそのご家族のために、実家近くの久留米で住みやすいマンションをプレゼントしたい。」ということがきっかけで、中古マンションを購入し、リフォームをすることにされました。リフォームにあっては、地元久留米の会社で、行いたいとのことで、ご相談をいただきました。今回のリフォームでは、車いすで生活されるお母様が、生活しやすいように間取りを変えることが大きなテーマでした。いろいろなお話をお聞きし、現場調査をした上で、間取りをご提案させていただき、リフォームをさせていただきました。
リフォーム後の記念写真
リビング
明るい気持ちになれるよう、おしゃれなリビングに
Before
椅子などが散らかってしまっていますが、リフォーム前の状態です。
右側の壁は、更に右側のキッチンのスペースをずらすために、一度解体し、位置を変更しました。
工事中
間取りが変わっているので、壁を作り直しているところです。
新しく無塗装・無垢のチークフロアーを貼っています。
After
床は、無塗装・無垢のチーク、壁は珪藻土含有率の高い、珪藻土を塗り、自然素材で仕上げています。壁と天井の境のサンメントもおしゃれです。
お客様が取り寄せられたアンティーク家具を入れました。カーテンを閉めるとまた雰囲気が変わります。
ダイニングから見たところです。右側の間仕切りを閉めたところ
この間仕切りは、どこからでも開ける構造になっています。
間仕切りを開いたところです。
洗面脱衣場
車いすのまま使える洗面台
Before
リフォーム前の洗面台です。
After
お風呂場の入り口前は、車いすがUターンしたりしやすいように十分なスペースをとって、洗面台を設置しました。
この洗面台は、車いすの方が車いすに乗ったまま使えるように、洗面ボウルの下に足が入るスペースがあります。そして、座ったままでも鏡が見れるように、低い位置に鏡が設置してあります。
浴室のリフォーム
車いすのまま入れるユニットバスに変更
Before
お風呂の入り口の段差がとても高い上、開口幅も狭いので、介護にはとても負向きです。
マンションのユニットバスですので、大変狭いものでした。
After
洗面所のユニットバスの入り口は、完全バリアフリーになりました。車いすが通れるよう広いスペースを取っています。
浴室の開口は、3枚扉にして広くしました。戸建の家ほど広くとはいきませんが、ユニットバス自体も、水まわり車いすが入れるほどの広さのものに変えました。
トイレ
限られたスペースで、車いすが使えるトイレに
Before
トイレの開口が狭くて、車いすが使えません。
手すり等もなく高齢者には不向きでした。
After
マンションで狭い入り口を、引き戸にしました。同線も考え、トイレの向きも変わっています。L型の手すりを付けることで、高齢者には大変使いやすいものになります。
しびん洗浄水栓を付けました。汚物等を洗うときに、洗面台などを汚さずに済むので便利です。
キッチン
収納を設けて、使いやすく。スペースを有効に利用
Before
キッチンの幅が狭く、調理スペースがほとんどないキッチンでした。
キッチンと洋室との間には壁がありました。これを今回は少しずらして、キッチンを広げます。
After
調理スペースが取れるくらいの大きさのキッチンにしました。
キッチンの後ろには、作業台も兼ねた収納を付けました。キッチン手前にも大きな収納がありますので、キッチンはいつもスッキリ使えます。
シンクの上に食器かごがありますので、食器乾燥機を置く場所をとらずに使えます。
ほうきのハケ部分にように水が出るほうき水栓を付けています。広い面積で水がでますので、お皿を洗いやすくとても便利です。